コンセプト

MOMOとは

MOMOはソフトフォーカスレンズです。球面収差を利用してソフトフォーカス(軟調)効果を発生させています。絞りを調整することにより軟調の度合いを変化させることができます。

 

MOMOによる作例(「ギャラリー」でフル解像度のものがご覧頂けます。)

 

   
 
MOMO紹介ムービーです。HDでご覧下さい。理由あって英語版です。
 
     

 

原点は「ベス単」

MOMOは「ベス単」という100年前に作られた伝説的レンズからインスパイアされて生まれました。ベス単については興味深い話がいくつもあり簡単に語り尽くせません。以下のリンクにいくつかのエピソードがあります。

       
     
    ベス単・・・MOMOの原点
       

MOMOはベス単の光学理論を解析し、100年前のレンズの写りを現代のデジカメで簡単に楽しめるよう設計したレンズです。100年前の画が撮れるので、MOMO(モモ = 百)と名付けました。

 

デジカメがMOMOを生んだ

ベス単は大変魅力的で有名なレンズですが、取り付けられているカメラはVest Pocket Kodak(VPK)という100年前の骨董品です。今それを使って写真を撮るわけにはいきません。VPKは機械的精度が大変低く、ファインダーは良く見えず、ピント調節機能すらなく、シャッタースピードもほぼ一定です。何よりも使用するフィルム(127フィルム)が製造されていません。

余談ですが、敢えてその困難に挑戦しVPKで実写したレポートがこちらです。

       
     
    VPKで撮ってみた
       

1960年代に入り近代的な35mm一眼レフが登場すると、それにVPKから外したベス単を付けて撮るという試みが行われました。世界的に著名な写真家である植田正治氏はそうして撮った写真だけで「白い風」という写真集を上梓されています。ちなみにこの「白い風」、絶版の上人気が高いので古本が定価の数倍で取引されています。

       
     
    植田正治「白い風」(1981)
       
     
   

「白い風」解説より植田氏が使用した機材。ベス単がペンタックスの35mm一眼レフに取り付けられている。

       

しかし、VPKで撮るよりはましだとは言え、35mm一眼レフを使って撮ることも「簡単」と言えるようなものではありませんでした。ベス単は暗い(F値の大きい)レンズなので光学ファインダでは陰りを生じてしまいます。ピント合わせも大変で、「何とか撮れる」といったところです。

 

デジカメが発達した今、ベス単を使って簡単に撮影することができる素地が生まれました。安原製作所ではベス単の光学設計を現代のミラーレスカメラ・デジタル一眼向けに最適化し、レンズの機構や操作方法を近代的に改修しMOMOを生んだのです。

 


おまけです。ベス単(VPK)壁紙を用意しましたのでよろしければ。あなたのPCモニタがVPK化します。

       
     
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